JAしおのやの誕生
JAの合併推進は、平成3年11月に第22回栃木県JA大会で「広域JA10JA構想」を決議し、営農・生活指導対策の強化や、経営基盤の強化、そして組合員のニーズに応えられる高水準な事業機能を具備し、自己責任経営の可能なJAづくりを目指しました。
さらに、第23回栃木県JA大会(平成6年11月)において、「広域合併の実現と組織整備の推進」を決議し、広域合併の推進を強力に進めました。
これらの動きをふまえて当JA管内では、平成5年8月2日「塩谷地区広域合併研究協議会」を設立し、合併に向けての調査研究が始まりました。
平成8年8月31日には、各JA・中央会・連合会からの出向を得て、専任事務局を設置し、本格的な合併準備体制を整えました。平成9年1月14日にはこれまでの研究協議会を発展的に改組し、「塩谷地区広域JA合併推進協議会」を設立し、具体的な合併構想の検討に入りました。
同年10月には合併の基本事項等を記した合併予備契約を調印し、各JAにおいては、合併の可否を問う臨時総会を開催し、いずれのJAも承認され、同時に設立委員も選任されました。
その後、設立委員会の協議を重ね、平成10年3月1日塩野谷農業協同組合が設立されました。
塩野谷農業協同組合は、1市4町からなり、矢板市農業協同組合(矢板市)、塩谷町農業協同組合(塩谷町)、氏家町農業協同組合(旧氏家町)、高根沢町農業協同組合(高根沢町)、喜連川町農業協同組合(旧喜連川町)の5農業協同組合が合併しました。
その後、平成17年3月28日市町村合併により、塩野谷農業協同組合は2市2町になりました。
基本理念
夢咲く未来へ・・・地域と共に
経営理念 ■JAしおのやは、「夢咲く未来へ・・・地域と共に」を基本理念に次のことを実践します。
- 多彩で活力のある地域農業を振興します
- 総合事業を通じ地域社会に貢献します
- 経営の革新により健全な事業を展開します
- 組織活動の活性化により魅力ある組織づくりをすすめます
- 人材育成とやりがいのある明るい職場づくりをすすめます
行動理念 ■JAしおのや職員は、「あ・い・さ・つ」からをモットーに行動します。
- あかるい姿勢で責任をもって行動します
- いつも改善改革の意欲をもって行動します
- さわやかな笑顔で誠意をもって行動します
- つねに目標をもって計画的に行動します
概況
JAしおのや管内は、行政的には塩谷地区として区分され、栃木県北東部に位置し、北北西から東南東に長い菱形で南北約43km、東西の最も広いところがほぼ30km、総面積543.97K㎡と県土の約8.5%を占めています。
矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町の2市2町からなり、総人口は118千人余りで増加の傾向にあります。北部の矢板市・塩谷町は高原山系を境に鬼怒川・塩原・那須地区と接し、一部は日光国立公園に指定されています。また、東部のさくら市(旧喜連川町)はゆるやかな台地で南那須地区と接し、南部のさくら市(旧氏家町)・高根沢町は関東平野の北端に位置し、宇都宮・芳賀地区と接し、平坦な穀倉地帯の一角を形成しています。最も高い所は、塩谷町の釈迦ケ岳で海抜1,794m、低い所は南部平坦地で海抜107mとなっています。
主な河川は、地域の西部から南部境界沿いに鬼怒川が流れ、また北部の塩原町を源とする箒川が地域の東沿いに流れているほか、内川、荒川、江川の3河川が管内を縦断しています。
地域の平均気温は、北部で12℃前後、南部で13℃前後であり、降水量は北部で約1,560mm、南部で約1,380mmと差がみられます。また雷雨の発生頻度が高く、高原山に発生するものが主に影響し、男体山に発生するものは南部地区に影響することがあります。
主要な交通機関としては、鉄道ではJR東北新幹線・東北本線・烏山線が走り、道路では東北自動車道、国道4号・293号・408号・461号および塩谷広域農道(グリーンライン)が整備され、産業・観光等の大きな交通拠点となっています。
当地域は、北部の八方ヶ原、県民の森、尚仁沢湧水などの観光名所をはじめ、名所・旧跡が数多く点在しており、特に温泉は管内のいたるところに湧出しており、健康増進・保養などで内外の利用者でにぎわっています。
名称
代表者
本店所在地
☎028-681-7555(代表)
組合員数
区分 | 員数(人) | 戸数(戸) |
---|---|---|
正組合員 | 9,386 | 7,795 |
准組合員 | 5,499 | 4,085 |
計 | 14,885 | 11,880 |
(令和6年2月29日現在)