第２０回全農肉牛枝肉共励会

　交雑種の部で全国１位

さくら市　小池　秀一さん

ＪＡ全農は、全農グループの肉用牛肥育技術確立と枝肉の品質向上を目的に、７月６日、東京都中央卸売市場食肉市場で第２０回全農肉牛枝肉共励会を開きました。市場で開催され数多くの共励会の中でも大規模なもので、全国から和牛去勢１８８頭、和牛雌８０頭、交雑種３２頭の合計３００頭が出品されました。

　交雑種の部で見事、さくら市の小池秀一さんが最優秀賞を受賞。色や形、しまりなど肉質の良さが高く評価されました。

　小池さんは現在、交雑牛約５００頭、和牛約１００頭を肥育しています。受賞に対しては「後進に技術を伝えていくと共に、人間は牛の命をいただいていることを忘れずに今後も活動していく」と語りました。

公益社団法人全国和牛登録協会創立７０周年記念　登録事業功労者　会員農家特表彰

和牛振興の功績を讃え表彰

矢板市　八木澤　寛夫さん

（社）全国和牛登録協会は創立７０周年を記念し、和牛生産における登録事業功労者を特別表彰しました。全国で７４名、県内では３名のみの受賞のうち、ＪＡしおのやから矢板地区の八木澤寛夫さんが表彰されました。

　特別表彰の選定基準は「和牛登録の普及に努め、良牛の生産、共進会への出品などにより、その地区の和牛改良に貢献したもの」「将来もその地区の和牛改良の推進力となる見込みがあるもの」など。

　受賞に対して八木澤さんは「牛飼いを初めて４０年になるが、ようやく地域の為に貢献できたのかなと思う。しかし、１人でもらった賞ではなく、家族や関係機関の協力・指導があっての受賞ということを忘れずに、今後も地域や牛飼いのために出来る事は貢献していきたい」と語りました。