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安全な地域づくりへ 獣害対策の取組

2017年3月1日
くくりわなの使い方を学ぶ職員ら

くくりわなの使い方を学ぶ職員ら

 

 JAしおのやは、近年全国的に被害が増大している獣害対策として、2016年度から職員の狩猟免許の新規取得拡大に取り組み始めました。

 JA管内でも獣害は年々増大しており、塩谷地方農業共済組合によると、2015年度は、JA管内で36件、面積2,003.8aの被害届け出がありました。

 JAは畜産課の職員を中心に資格取得者を増やしています。また、昨年7月から継続的に、県第Ⅰ種銃猟講習会の受講を行い、2人が免許を取得しました。

 JAは資格取得者に実践的な技術を身に付けてもらおうと、1月23日、本店営農倉庫で狩猟(わな猟)初心者技術講習会を開きました。資格取得者を中心に営農部職員15人が参加。齋藤民雄部長が狩猟の規制、わな設置のルールなどを説明。実際に使う「くくりわな」の設置手順などを実践しながら学びました。

 参加した職員は「農家のためにもJAが獣害対策に取り組み、少しでも被害を減らす助けになりたい」と話しました。

 現在、狩猟者登録をしている段階ですが、今後は組織立って資格を運用できる体制を作っていく予定です。畜産課職員以外に、各地区センターにも資格取得者を増やし、地区ごとに被害に迅速に対応できる土台を作っていきます。

 齋藤部長は「地域、行政、JAが一体となって対策を取り、双方にメリットがある仕組み作りに努め、安全な地域社会作りに貢献したい」と話しました。